Silicon Labs BGM220xワイヤレスGeckoスターターキットの使い方①【開発環境の構築】
こんにちは、ムセンコネクトCMOの清水です。(プロフィール紹介はこちら)
今回から全10回にわたり、連載企画「シリコンラボ(Silicon Labs)製BLE開発キットBGM220x Wireless Gecko Module Start Kitを使ってみました」をお届けしたいと思います(企画の趣旨や概要説明はこちらの記事をご覧ください)。
初回は「開発環境の構築」からスタートします。
開発キットの確認
本企画では、シリコンラボ(Silicon Labs)製BLE開発キットBGM220x Wireless Gecko Module Start Kit(SLWSTK6103A)の使用手順を紹介していきます。
梱包箱
購入した開発キットの梱包箱はこちら。
箱の中身はこちら。
梱包物
梱包物一式は下記の通り。
- 1xBRD4001Aワイヤレス・スターター・キットのメイン基板
- 1xBRD4310A BGM220S Wireless Gecko モジュール無線基板
- 1xBRD4311A BGM220P Wireless Gecko モジュール無線基板
- 1xBRD8010A デバック・アダプタ基板
- 1xUSBタイプA – ミニ-Bケーブル
- デバック・アダプター用1×10ピン・フラット・ケーブル
統合開発環境インストーラのダウンロード
ここからは開発環境の構築手順について説明していきます。次のような作業を順を追って行います。
- 統合開発環境インストーラのダウンロード
- アカウントの作成
- 統合開発環境のインストール
- ソフトウェア・パッケージのインストール
まずは統合開発環境インストーラのダウンロードです。
Silicon Labsのウェブサイトから、統合開発環境SSv5(Simplicity Studio version 5)をインストールためのインストール・パッケージ(SimplicityStudio-5.iso)をダウンロードします。
上記URLにアクセスすると”Simplicity Studio ソフトウェア”画面が開きます。
ここでは、“Windowsインストーラ”を選択します。
このとき、ログインしていない状態ではログイン画面が表示されるので、アカウントがない場合には、”Create an Account”を選択してアカウントを作成します。
アカウントの作成
以下の”Create An Account”画面の各フィールドを入力します。
全てのフィールドを入力後、”Create an Account”をクリックします。
以下の画面が表示されます。
前画面(Create An Account)の”Company Email”に入力したメールアドレスに届いた6桁の”Verification Code”を入力後、”Verify”をクリックします。
以下の画面が表示されたら、アカウントの作成(ユーザー登録)は完了です。
“Proceeded to Log In”をクリックすると、シリコン・ラボ社のホームページが表示されます。
再度、”Simplicity Studio ソフトウェア”画面に戻り、”Windowsインストーラ”を選択すると、インストール・パッケージ(SimplicityStudio-5.iso)がダウンロードされます。
ダウンロード先のフォルダにSimplicityStudio-5.isoがダウンロードされました。
統合開発環境のインストール
ダウンロード先フォルダの” SimplicityStudio-5.iso”をダブルクリックすると、ISOイメージファイルがDVDドライブとしてマウントされます。
“setup.exe”ファイルをダブルクリックするとSSv5インストーラが起動し、ライセンス契約のダイアログが表示されます。
“I accept the terms of the license agreement”を選択し、”Next”をクリックします。
インストール先フォルダを確認して、”Next”をクリックします。
“Install”をクリックしてSSv5のインストールを開始します。
インストールの準備が完了するとSSv5が起動します。
ライセンスが表示されます。
“Accept all agreements”を選択し、”Done”をクリックします。
ログイン画面が表示されます。
登録済みのSilicon Labsアカウントでログインします。
SSv5のインストールが完了すると、以下の画面が表示されます。
ソフトウェア・パッケージのインストール
続いて、以下の手順でソフトウェア・パッケージのインストールを開始します。
- メイン基板に無線基板を接続する。
- メイン基板の電源スイッチをAEM(Advanced Energy Monitoring)に設定する。
- メイン基板に付属品のUSBケーブルを繋ぎ、PCと接続する。
“Install by connecting device(s)をクリックします。
このダイアログが表示されたら、”Yes”をクリックします。
接続されているデバイスが検出されるので、接続しているデバイスを選択し、”Next”をクリックします。
Autoを選択して、”Next”をクリックします。
“Accept all agreements”をチェックします。
“Next”をクリックします。
パッケージのイントールが開始されます。
(注:インストールにはしばらく時間がかかります)
インストールが完了したら、再起動を促すダイアログが表示されるので”OK”をクリックします。
“Accept all agreement”を選択し、”Done”をクリックします。
“Welcome”画面が表示されたらインストール完了です。
なお、本記事の手順では、統合開発環境(SSv5)は下記の場所にインストールされました。
SDK、ワークプレースは下記の場所(デフォルト)にインストールされました。