【重要】LINBLE-Z1使用部品変更予定のお知らせ(2025/04/14更新)

LINBLE-Z1は使用部品の変更を予定しております。
変更理由や変更時期等について順を追ってご説明いたします。
変更理由
Z1-a、およびZ1-bで採用していた加賀FEI製のコアモジュール「EYSHCNZWZ」がEOLとなりました。このためZ1-cではEYSHCNZWZの後継モジュールであるEC2832AA2を利用するようにハードウェアを変更します。EYSHCNZWZはチップアンテナでしたがEC2832AA2はパターンアンテナとなっており、アンテナが変更されています。コアチップはどちらもnRF52832です。
変更時期
現在Z1-cを開発中です。Z1-bの在庫が無くなり次第、Z1-cへの移行となります。2025年4月現在の見通しでは、2026年中の移行を見込んでおります。
Z1-cへ移行後はZ1-bの販売は終了となりますので、Z1-bをご希望のお客様はあらかじめ十分な在庫の確保をお願いいたします。
Z1-bからの載せ替え候補
現在Z1-b(またはZ1-a)をご利用中のお客様につきましては、Z1-cまたはZ2への載せ替えをご検討ください。
比較表
項目 | LINBLE-Z2 | LINBLE-Z1-c | LINBLE-Z1-b(現行品) |
---|---|---|---|
外観 | | ||
Bluetooth®バージョン | Bluetooth® Core 5.1 | Bluetooth® Core 5.0 | Bluetooth® Core 5.0 |
寸法 | 20 ✕ 15 ✕ 2.8mm | ||
コネクタ | ヒロセ電機 DF12NC(3.0)-30DS-0.5V(51) | ||
コアモジュール | 加賀FEI:ED2833AA2(nRF52833) | 加賀FEI:EC2832AA2(nRF52832) ※パターンアンテナ | 加賀FEI:EYSHCNZWZ(nRF52832) ※チップアンテナ |
送信パワー | +8dBm | +4dBm | +4dBm |
スタンダードモード | ◯ | ◯ | ◯ |
高速モード | ◯ | ◯ | ◯ |
長距離モード | ◯ | 非対応 | 非対応 |
HOGPモード | ◯ | 非対応 | 非対応 |
電波法:国内電波法 | 工事設計認証番号:005-103105 | 工事設計認証番号:005-103090 | 工事設計認証番号:001-A10745 |
電波法:カナダ規制(IC) | 28568-ED2833 | 28568-EC2832 | 4389B-EYSHCN |
電波法:米国規制(FCC) | 2A6NFED2833 | 2A6NFEC2832 | RYYEYSHCN |
Bluetooth認証(QDID) | 191546/216089 | 138552 | 138552 |
載せ替え時の影響
Z2への載せ替えの場合
コアモジュールのQDIDが変更となるため、Bluetooth認証プロセスの再登録が必要となります。技適番号や海外認証(FCC、CE)も変わりますのでご注意ください。
また、一部のパフォーマンスに差異がございます。詳しくは別紙「【参考情報】LINBLE-Z2とLINBLE-Z1の比較・相違点」をご確認ください。
Z1-cへの載せ替えの場合
Z1-aからZ1-bへの移行時とは異なり、Z1-bからZ1-cはコアモジュールの変更に伴う影響がございます。ご注意ください。
技適番号や海外認証(FCC、CE)は変わりますが、QDIDは変わらないため、Bluetooth認証プロセスの再登録は不要です。
また、一部のパフォーマンスに差異がございます。詳しくは別紙「【参考情報】LINBLE-Z1-bとZ1-cの比較・相違点」をご確認ください。
よくあるご質問
- Z1-bはいつまで入手できますか?
-
2025年4月現在の見通しでは、2026年中にZ1-cへの切り替えを見込んでおります。
Z1-cへ移行後はZ1-bの販売は終了となりますので、Z1-bをご希望のお客様はあらかじめ十分な在庫の確保をお願いいたします。 - Z1-cはいつから購入できますか?
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Z1-cは現在開発中となっております。Z1-cの量産販売は2026年中を予定しております。
- どちらに載せ替えた方が良いですか?
-
Z2はTxPowerの最大値が+8dBmとなり、LE Codedにも対応したため、より長距離でお使いいただくのに向いています。また、HOGPプロファイルにも対応しております。これらの機能をご希望の場合はZ2をご利用ください。
Z1-cはZ1-a、およびZ1-bとQDIDが変わらないため、既にBluetooth認証プロセス登録済みの場合には再登録が不要です。
- なぜパフォーマンスに差異が生じてしまうコアモジュールを採用したのですか?
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Z2の販売に合わせてZ1を終息させることも検討いたしましたが、載せ替えに伴う障壁の一つである「Bluetooth認証プロセスのやり直し」が不要となることはお客様にとって大きなメリットです。このため載せ替え先の選択肢を増やす目的で開発することにいたしました。
- Z1-bとZ1-cの間にパフォーマンスの差異が生じているのはなぜですか?今後、差異がなくなるよう改善されるのでしょうか?
-
Z1-cは「QDIDが変わらない」ことを最重要視した企画であるため、EC2832AA2を採用することが前提となっております。
できる限り差異が生じないよう努めてまいりますが、コアモジュールの違いによって生じる差異については改善が難しい場合がございます。