nRF Connect SDK(NCS)で動かすNordic nRF5340モジュール開発キットの使い方②プロジェクトの作成とビルド編
こんにちは、ムセンコネクトの蟹沢です。
前回に引き続き、Nordic nRF5340モジュールの開発キットの使い方について解説していきます。
第2回目の今回はプロジェクトの作成とビルドについて解説します。
プロジェクトの作成
プロジェクトの作成は、nRF Connect for VS CodeのWELLCOME-Create a new applicationから作成します。
今回は、BLE UART serviceのサンプルプロジェクトをベースにプロジェクトを新規作成します。
Create a new applicationを押下すると、以下の画面のようにCopy a sampleという項目が表示されます。
Copy a sampleを選択すると、サンプルプロジェクトの一覧が表示されます。bluetoothなどの文字を入力すると、フィルタリングできます。
uartを入力すると、 BLE UART serviceというプロジェクトが表示されます。BLE UART serviceを選択します。
プロジェクトの詳細を確認する場合は、Open Documentation(下記画像の真ん中のアイコン)を押下し、サンプルプロジェクトのWebサイトが開きます。
新規作成プロジェクトの保存場所を指定します。
プロジェクト名を指定します。
プロジェクトの作成が完了すると、Explorer内に作成したプロジェクトが新規に追加されます。
プロジェクトのビルド
新規作成したプロジェクトのビルドを行います。
ビルドはnRF Connect for VS Codeから行います。
前準備
拡張ツールのnRF Connect for VS Codeに新規作成したプロジェクトを登録します。
以下の画面を参考に、Explorer内の作成したプロジェクトで右クリックを行い、nRF Connect : Add Flolder as Applicationを選択します。
拡張ツールのnRF Connect for VS Codeに作成したプロジェクトが登録されます。
ビルド構成
APPLICATIONS内にある作成したプロジェクトを選択し、Create an additional build configurationを選択します。
選択すると、Add Build Configurationの画面が表示されます。
Add Build ConfigurationのBoardを選択します。
今回は、加賀FEI製のEB5340BA1-EVB評価ボードを使用しますので、nrf5340dk_nrf5340_cpuappを選択します。
ビルド実行
Build Configurationを押下するとビルドが実行されます。
ビルド実行時の画面です。
ビルド完了時の画面です。
以上でプロジェクトの作成とビルドは完了です。
次の記事では評価ボードへの書き込みと動作確認について解説します。