【紹介動画も公開中】ムセンコネクト著書『Bluetooth無線化講座―プロが教える基礎・開発ノウハウ・よくあるトラブルと対策―』絶賛発売中

惜しみない情報発信こそ信頼の証、株式会社金沢エンジニアリングシステムズ様のBluetooth認証登録代行サービス導入事例

こんにちは、ムセンコネクトCEOの水野です。

今回はムセンコネクトにBluetooth認証登録代行サービスをご依頼いただいた株式会社金沢エンジニアリングシステムズ様の導入事例インタビューをお届けしたいと思います。

Bluetooth搭載の左右分割式ワイヤレスキーボード『Waffree』をご担当されている株式会社金沢エンジニアリングシステムズ 執行役員 自主製品開発部 部長の大丸 哲徳氏、主任技師の八田 智也氏、製品発案者の宮城 慧氏に、製品化に至った経緯と、実際にサービスをご利用いただいたムセンコネクトの『Bluetooth認証登録代行サービス』に対するご感想を伺いました。

*写真右から株式会社金沢エンジニアリングシステムズ 主任技師八田氏、執行役員大丸氏、発案者宮城氏

目次

株式会社金沢エンジニアリングシステムズとは?

株式会社金沢エンジニアリングシステムズは、石川県金沢市に本社を置く1988年設立の組み込みソフトウェア開発会社です。
約160名の技術者が在籍し、車載系、FA機器、IoTなど、様々な開発を請け負っています。
最近では、これまでのソフトウェア開発経験の知見を活かし、toB、toC向けの自社製品開発にも力を入れています。

『Waffree』の開発経緯とは?

大丸 哲徳 氏
株式会社金沢エンジニアリングシステムズ 執行役員 自社製品開発部 部長

-- 『Waffree』の商品説明と開発の経緯について教えてください。

大丸氏:
『Waffree』はBluetooth通信を搭載した左右分割式のワイヤレスキーボードです。『分割式』『完全ワイヤレス』『JIS配列』というのがこの製品の売りで、日本人向けに使いやすく、かつ、アルミ削り出しで重量感もあるしっかりとしたキーボードとして製品化しました。キースイッチもユーザーの好みに合わせて交換することが可能です。また、将来は海外展開も視野に入れているのでUS配列版も準備予定です。

左右分割式ワイヤレスキーボード『Waffree』

『Waffree』を開発するに至った経緯については我々の会社の事業概要や部署名が関係しています。会社紹介でもご説明した通り、弊社は組み込みソフトウェアを開発する会社で、様々な開発を受託しています。10年以上前から細々とですが、各自エンジニアが掛け持ちで、かつ、多岐に渡る分野の自社製品を開発して販売する試みをしていましたが、残念ながら期待していたようなインパクトは残せていませんでした。

そこで2023年からは、自分たちが保有している組み込み技術を応用して本格的な製品を作ろうという目的で『自社製品開発部』という専門部隊が発足しました。その中ではコンシューマー向けとビジネスユーザー向けに大別され、いくつもの企画を精査していきました。その中でも現在一番力を入れている企画がこの『Waffree』になります。

宮城 慧 氏
株式会社金沢エンジニアリングシステムズ 自社製品開発部

宮城氏:
「デスクを、自由に」という商品キャッチフレーズを掲げ、元々私のキーボード作りという趣味が高じて開発がスタートしました。多少のガジェット知識を持ち合わせていたおかげか、ハード的な課題はほぼありませんでした。開発・製造行程における海外メーカーとのやり取りの中では、モノの輸送に対する時間感覚やコミュニケーション言語と文化の違いなどから様々な課題が生じましたが、それを一つひとつ解決していくことで約2年間かけてなんとか製品化することができました。

技術ブログが信頼の決め手に

八田 智也 氏
株式会社金沢エンジニアリングシステムズ 主任技師

--ムセンコネクトのBluetooth認証登録代行サービスをご検討いただいた経緯や正式にご依頼いただいた決め手について教えてください。

八田氏:
社内には限られた人員リソースしかなかったため最初から代行業者様に依頼をしようと考えていました。ネット検索で探すとムセンコネクトさんが上位表示されますし、他のBluetooth案件で技術的な内容を調べている際にもムセンコネクトさんの記事を拝見していたこともあったので元々興味をもっていました。

そこで、具体的にBluetooth認証の登録代行をお願いしようとムセンコネクトさんへお問い合わせしたところ、当初採用するつもりだったBluetoothモジュールがBluetooth認証未取得だということが発覚し、急遽Bluetooth認証済みのモジュールへ乗せ換えしなければいけないことがわかりました。Bluetooth認証の重要度や必要性をそれほど理解していなかったこともあり、技適取得済みのモジュールかどうかは確認していたものの、Bluetooth認証取得済みかどうかまでは確認ができていませんでした。

大丸氏:
以前の話ですが、わたし自身もBLEビーコンに関する技術的な調べものをしている際に、ムセンコネクトさんの技術ブログ(無線化講座TM)にお世話になったことがあります。あれだけ技術情報をたくさん公開している会社は良い会社なんだろうなと判断していました。なので部下から『ムセンコネクト』という名前を聞いた時点で「おそらくそこなら大丈夫だろう」と確信した記憶があります(笑)。

真面目な話になりますけども、結局コンサルや代行って依頼してみないとその対応力や力量がわからないところありますよね。そんな中で、あのような技術情報や認証に関するノウハウが公開されているのは、依頼しなくても信頼できるか否かの指標になっているように思います。

宮城氏:
実際に契約してご対応いただきましたが、レスポンスも迅速で、かつ、丁寧に進めていただきました。一つの問い合わせに対して二、三往復するわけでもなく、一回のやり取りで無駄なくスピーディに業務を遂行していただいた印象です。

「こだわる人の、日常使い」への想い

-- 最後に貴社の事業、製品について今後の展望を教えてください。

大丸氏:
わたしたち自社製品開発部のコンシューマー向け製品は『こだわる人の、日常使い』をコンセプトにしています。あくまでも日常的に使用するものなんだけれども、使い勝手も含め、既存製品にはなかった新しい体験を加えることで『こだわれる一品』を提供していきたい。それが結果的に『これまでなかったようなライフスタイルの実現』につながるよう努めていきたいと考えています。

インタビューを終えて

今回のインタビューは販売直前のタイミングで行われました。今回はじめての試みとして、インタビューの最中に弊社グループのエンジニアたちとチャットで繋ぎ、商品の感想をリアルタイムでフィードバックすることにチャレンジしてみました。

コンシューマー向けの新商品ということもあり外部の声を率直に聞く機会があまりなかったとのことで、みなさんが私のパソコンに表示されたチャットのコメントを食い入るようにご覧になっていたのが印象的でした。その姿からも、この商品にかける想いが強く伝わってきました。ぜひたくさんの『こだわる人』に、この商品が届くことを願っております。

よろしければシェアをお願いします
目次