
ムセンコネクトの『LINBLEシリーズ』に最新モデル『LINBLE-Z2』が登場しました

LINBLE-Z2は長距離通信やHOGP通信などの新機能を追加し
Bluetooth® Core 5.1に対応したLINBLEシリーズの最新モデルです。
2025年4月14日より量産販売を開始いたします。
Z1→Z2へ3つの進化

①Nordic Semiconductor社 nRF52833を採用し、Bluetooth® Core 5.1に対応
搭載SoCをNordic Semiconductor社 nRF52832からnRF52833に変更し、Bluetooth® Core 5.1に対応しました。
②LE Coded(PHY)/ TxPower 最大+8dBmに対応。長距離通信が可能に

LE Coded(PHY)とTxPower最大+8dBmに対応し、長距離通信が可能になりました。

③HOGPに対応。スマホやパソコンでのデータ取得が容易に
HOGPプロファイルに対応し、LINBLEからの送信データを「キーボード入力」のように取り込めるようになりました。

LINBLE-Z2 ワンモデルで4種の通信方式に対応可
LINBLE-Z2はワンモデル(1つのモジュール)で4種の通信方式に対応しています。
- 通常モード
-
LE 1M(PHY)による基本となる通信方式で、通信パフォーマンスのバランスが取れたモードです。
- 高速通信モード
-
LE 2M(PHY)による通信方式で、高速通信に特化したパフォーマンスを実現します。
- 長距離通信モード
-
LE Coded(PHY)による通信方式で、長距離通信に特化したパフォーマンスを実現します。
- HOGPモード
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HOGPプロファイルによる通信方式で、スマホやパソコンとのデータ通信を容易にします。
通信速度 | 通信距離 | 消費電力 | |
---|---|---|---|
通常モード | |||
高速通信モード | |||
長距離通信モード | |||
HOGPモード |
ワンモデル化で用途拡大・コスト削減
4つの機能をLINBLE-Z2 ワンモデルに収めたことは、ユーザー様に大きなメリットをもたらします。
- 通信要件・用途(案件)ごとにBluetoothモジュールを使い分ける必要がなくなります。モジュールが変わらなければ開発資産をそのまま流用して開発コストを軽減でき、調達面でも在庫の無駄を減らしやすくなります。
- ワンモデルに収めたことはBluetooth認証上も大きなメリットがあります。QDIDが1つに統一されるため、Bluetooth認証プロセスに要する費用も1回分だけで済み、製品登録時の費用負担を大幅に軽減することができます。
LINBLE-Z2 ワンモデルにこれら4つの機能をまとめたのは、LINBLEユーザー様により多くの用途で、そして可能な限りご負担なくご利用いただくために、ムセンコネクトがこだわった部分でもあります。
旧モデルLINBLE-Z1と互換性あり

ハードウェア、ソフトウェアともにZ1と互換性を維持しているため、従来基板にそのまま載せ替えてご利用いただけます。通信相手側デバイスのソフトウェア変更も不要です。
ただしBluetooth認証におけるQDIDが変わるため、Z1からZ2への移行に伴い改めて最終製品の再登録が必要となります(Bluetooth認証プロセス費用が発生します)。また、コアモジュールの違いによって一部パフォーマンス面に差異が生じております。
なお、ムセンコネクトでも十分な検証を行っておりますが、Z1からZ2へ載せ替えの際には最終製品にて十分な評価、動作テストをお願いいたします。

スペック
モデル名 | LINBLE-Z2(リンブル-ゼットツー) |
---|---|
無線形式 | Bluetooth® LE |
対応規格 | Bluetooth® Core 5.1 |
使用周波数 | 2,402~2,480MHz |
送信出力 | +8dBm |
プロファイル | GATT(LINBLEカスタムプロファイル) ※ペリフェラル動作及びセントラル動作に対応 |
ホストマイコンとのI/F | UART |
コネクタ | 30ピン |
寸法 | 20×15×2.8mm |
コアモジュール | ED2833AA2(加賀FEIモジュール – CONTINECTソリューション) |
搭載SoC | Nordic Semiconductor nRF52833 |
Bluetooth認証(QDID) | 216089 / 191546 |
電波法 | 日本電波法(技適)取得済み FCC / ISED取得済み ※全てED2833AA2が取得済み |
販売時期
2025年4月14日より量産販売を開始いたしました。
マニュアル・価格
よくあるご質問
- Z1→Z2へ載せ替えるにあたり、注意点はありますか?
-
Bluetooth認証におけるQDIDが変わるため、Z1からZ2への移行に伴い改めて最終製品の再登録が必要となります(Bluetooth認証プロセス費用が発生します)。
また、コアモジュールの変更に伴い、待機状態中の消費電力が若干増加しております。詳しくは比較資料をご確認ください。
- Z2はいつから購入できますか?
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2025年4月14日より量産販売を開始いたします。
- Z1は販売終了になりますか?
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Z1の販売も継続いたします。ただし、Z1は部品変更を予定しておりますのでご注意ください。詳しくはこちらのお知らせをご覧ください。